アーエルとネヴィリルは旅立った。時は過ぎ、少女だった彼らは大人になり、それぞれの人生を営んでいる。同じように、リモネとドミヌーラも……。アルクス・プリーマは湖に沈み、湖畔にはかつての仲間がひとり、見守るように暮らしていた。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:藤原良二 演出:西村純二 作画監督:西田亜沙子、西岡 忍、南 伸一郎、中山岳洋
泉に向かった少女たちの前にユンが現れる。少女たちは手に手を取って泉に浸り、アルクス・プリーマへと戻ってくる。嶺国側にアーエルとネヴィリルがまだ泉へ向かっていないことが判明したことで、アルクス・プリーマは騒然となるが、二人にどうしても「違う世界」へ行って欲しいと願うアルクス・プリーマの仲間たちは……。
脚本:西村ジュンジ 絵コンテ:西村純二 演出:吉田俊司 作画監督:菊地洋子
宮国のシヴュラたちはすぐに泉へ行くことを強制され、ワポーリフら整備員たちも嶺国へ行くように命令される。そんな中、ユンが失踪。戸惑う少女たちに、パライエッタはアーエルとネヴィリルが向かおうとしている「違う世界」について話すのだった。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:鎌倉由実、西村純二 演出:うえだしげる 作画監督:えびす春樹
連合軍の和平条件を受け入れる形で、宮国に終戦が訪れた。その条件とはシムーンの封鎖と、シムーン・シヴュラの解散だった。その通達を聞き、コール・テンペストの面々は自分たちが不要の存在になったことを知る。一方ユンは一人泉へ向かい、遺跡にいたはずのオナシアと逢っていた。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:藤原良二 演出:吉田俊司 作画監督:波風立流
敵国の連合軍によってアルクスニゲルが落とされ、攻撃の魔の手は市街地にも及んでいた。戦いではなく祈りこそシヴュラとしての使命だと気づいたコール・テンペストは、その心と裏腹に、シヴュラとして出撃を余儀なくされていた。攻撃が一段落した頃、連合軍から和平の提案がなされたが……。
脚本:西村ジュンジ 絵コンテ:西村純二、加藤敏幸 演出:加藤敏幸 作画監督:西岡 忍
何かを企んでいる様子の宮守は、召還したオナシアをメッシスで送り届ける際、アーエルとネヴィリルにシムーンで同行するよう促す。ユンも自ら望んでその航程を共にすることになる。一方、消えたはずのドミヌーラとリモネは……。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:藤原良二 演出:孫 承希 作画監督:南 伸一郎
大切な仲間を失ったコール・テンペスト。アーエルやネヴィリルは自責の念に駆られ、皆が悲しみに嘆き、シヴュラとは何なのか悩む。戦況が悪化し続ける中、司兵院は依然シヴュラたちが戦士として戦いを続けることを要求し、欠員補充としてヴューラを配属する。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:藤原良二 演出:神保 昌登 作画監督:中山岳洋
礁国空中母艦の偵察任務の為メッシスへと向かったコール・テンペストだったが、なぜかアーエルとユンは出動を禁じられる。残る仲間は二手に分かれて偵察をはじめるが、ネヴィリル・マミーナ、アルティ・フロエは敵国が奪った古代シムーンに遭遇、意図せぬ攻撃に巻き込まれてしまい……。
脚本:西村ジュンジ 絵コンテ:西村純二 演出:うえだしげる 作画監督:胡 陽樹、菊池洋子
遺跡で見つかった嶺国の巫女・アングラスの死体は宮国で埋葬されることになるが、アーエルとマミーナは参列を許されない。遺跡での出来事と「じいちゃんの言っていたこと」との関連を感じたアーエルとネヴィリルは、それを二人だけの秘密にしようと誓う。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:山本秀世 演出:吉田俊司 作画監督:森本浩文、胡 陽樹
アルクスプリーマに戻ったコール・テンペスト。他のコールは皆泉へ行き、残された彼女たちは遺跡へ行くよう「命令」される。礁国と嶺国が連合軍となり、宮国の遺跡から「ヘリカルモートリス」を持ち出そうとしていたのだ。その場所で彼女たちは次々と信じられないものを目の当たりにする……。
脚本:西村ジュンジ 絵コンテ:藤原良二 演出:下司泰弘 作画監督:波風立流
偵察に向かうメンバーを見送り、艦内で待機任務についていたアーエルたち。そのとき、彼女たちは礁国の本当の狙いがメッシスへの攻撃だと気がつく。それを聴いて焦るパライエッタをアーエルは諭し、ドミヌーラとリモネはメッシスを守るべくある決断をする。
脚本:西村ジュンジ、岡田麿里 絵コンテ:西村純二、加藤敏幸 演出:加藤敏幸 作画監督:西岡 忍
アムリアの乗っていたシムーンを観て以来、ドミヌーラは沈黙してしまう。何とかコールをまとめようとやっきになるパライエッタをよそに、皆の気持ちはバラバラなまま。そんな中、アーエルはネヴィリルが自分のせいでふさぎこんでいることに気づく。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:藤原良二 演出:孫 承希 作画監督:南 伸一郎
地上に係留し整備を行うこととなった「メッシス」。久しぶりに地上で骨休めをするシヴュラたちをよそに、ドミヌーラはワポーリフに内密の依頼をする。それは神の乗機への侮辱であり、タブーとされている行為だった。苦悩するワポーリフだったが、それにはもう一つの理由があった。
脚本:西村ジュンジ、岡田麿里 絵コンテ:鎌倉由実、西村純二 演出:うえだしげる 作画監督:中山岳洋